遺産相続~相続税の自己申告
ご存知の方も多いかと思いますが、相続税の申告は、相続が発生してから・・つまり被相続人が亡くなってから10カ月以内に納付しないといけないんですね。
遺産が基礎控除の金額内でラクラク収まるなら何もしなくていいらしいけど、基礎控除を超える場合は10ヵ月って期限は案外早くて、そうそうのんびりしてもいられないですよね。
5月1日に義父が亡くなり、遺産相続が発生しました。
ざっと見積もり、どうやら基礎控除を超えるもよう。
義母がご近所で最近相続が発生した家に尋ねたところ、税理士さんなどのプロに申告までの全てをお任せしたら100万円ほどかかったとか・・・
依頼代金をいくら払うかは、遺産の額と相続人の人数が大きく関わってくるそうで、どちらも多ければ多い程、税理士さんに払う金額も大きくなります。100万円払った家がどの程度の財産をお持ちだったか定かでないので、うちの場合も100万かかるとは限らないけれど、ひょっとしたらもっとかかるかもしれないわけです。
そして、そこそこの財産がある家はたいていプロに任せると聞きました。素人にはとても無理だと・・・
嫁の立場で言うのもナンですが、私は、めんどくさいから金で解決してしまえばいいと思っていたんですけどね。
ところが、相続人の一人である主人の弟が、自分でできるところまでやってみると言い出し、一から勉強をして、8月の初盆で家族が揃った時には遺産分割協議書までしっかり作ってきていました。
義母が1/2、主人と義弟が1/4ずつ、預貯金や保険を組み合わせて綺麗に分けていました。
義母と主人は協議書に実印を押すだけ。
出来上がった書類をすぐさま税務署に持っていき、その場で中身に目を通してもらって、少しだけ修正が入ったけど概ね合っていたようで、無事に受理され、相続税の納付書をもらって帰ってきました。
義父が亡くなってからわずか2カ月半後に、相続税関係の手続きが終わったんです。
これって、たぶんものすごい早いと思います。
うちより2週間ほど早くお母さんが亡くなった友達は、プロに頼むつもりだがまだ面会もしていないと9月上旬の時点で言っていました。
義弟の活躍で、100万円・・・かわからないけど、とにかく大切な遺産を手続きで減らさなくて済みました。
義弟曰く、「(いずれ亡くなる)母親の時もやらなきゃいけないことだから、今回やって覚えておきたい」とのこと。偉い!!次回も頼む!
なんなら兄(うちの主人)が亡くなった時も頼みたい!!そのためには主人より長生きしてもらわねば・・・
義弟は、自分でやってみると言った時に、私が「そんなのできるわけない」って顔したので(私、自覚有り(;^_^A)くそーって思って奮起したんですって!
というわけで、家により複雑なケースもありがちな遺産相続なので、誰でもできるとは言えないけど、その気になれば素人でもできるということがわかりました。
ただし、義弟はものすごく勉強したことは強調しておきます。
ちなみに、税務署の署員さんはとても親切で、あまり忙しくないシーズンだったのかもしれないけど、丁寧に相談に乗ってくれたそうです。