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遺産相続セミナー

夫の父が5月に亡くなり、現在我が家は遺産相続の真っ只中にいます。

と言っても夫は特に何もせず、弟が頑張って書類を整理したり情報をかき集めてくれています。

来週末には初盆で相続人全員が揃うので、遺産分割についての話し合いがなされるものと思われます。

もっとも嫁の立場の私は相続人ではないので直接関係ないし、口を出すつもりもありません。嫁の口出しは揉める元らしいので。

 

私の母は存命ですが83歳と高齢です。

先日母を連れて終活セミナーに行ってきた話を書きましたが、遺産相続に関しても母とよく話をしています。

正式な遺言書は作っていませんが、おおまかなことは書いたノートがあるそうです。

独身の実弟とは不仲ではありませんので、遺産で揉めることはないと思っています。

揉めはしないとしても、とにかく円滑に相続を進めるためには、やっぱり知識が必要だと思っています。

そしてやがては私の遺産が子供たちに引き継がれるわけで、その時のためにも、50代の今から対策を講じていても早くないと思う今日この頃です。

 

そんなわけで、相続について勉強がしたくて、でもネットや本を読むだけでは物足りなくて、やはり耳で聞く情報は心に残りやすいので、相続セミナーを探していたところ、某銀行主催のセミナーがあったので行ってきました。

弁護士さんが講師です。

内容は、既に知っている遺産相続の基本中の基本でしたが、弁護士として実際に扱った揉めた案件などのお話は興味深い物でした。

また、2020年位までに新たに設けられる相続に関する法律改正についても触れられ、新しい情報を聞くことができたのは有意義でした。

 

約1時間の弁護士さんによるセミナーの後、保険会社社員による保険を使った相続税対策についてのお話がありました。

保険は、500万×相続人の人数 が控除になるということは知っていましたが、今日はそれではなく、子供や孫の保険に契約者として入ってあげて保険料も支払うと、贈与税もかからないし、相続としての評価額も大幅に減らせる、という内容の話でした。

 

つまり、例えば私が私のお金で保険料を払って、子どもを被保険者にして300万の保険に入ったとします。契約者は私です。この際の私から子供への贈与税は発生しない。

私が死んで遺産を計算する時に、この分の評価額は300万ではなく、満期返戻金があるタイプだった場合はその額、満期返戻金がないタイプだった場合は、例えば医療保険だった場合は入院一日の保障額の約10倍・・・一日1万円がおりるとしたら、1万円×10で10万円、たったの10万円程度の評価となるので、ぐっと評価を下げられる、つまり相続税対策になるということだったように記憶しています。

この話は私は知らなかったので、かなり驚きました。

ただ、短い時間での話だったので、私の理解が間違っているかもしれません。

保険料の支払いが終わっているという条件があったかもしれません。

これからよく調べてみようと思っているところです。

保険が死亡保険だったとして、被保険者である子供が亡くなった場合は保険金の受け取りは誰になるんだろう?などと、細かいところも気になります。

 

保険とか税金とかとにかく苦手なので、本を読んでも逆に疑問が湧き起こってしまいます。これからもっと勉強して理解できるようにしなくては!

 

同じテーマのセミナーはいくつか行ってみると、内容はかぶっていることが多いです。

でも、そんな中でもひとつ位は新しい情報が得られたりするので、これからも積極的に探して行こうと思います。

 

ところで、『遺言書』は一般的には『ゆいごんしょ』と読むのだと思いますが、今日の弁護士さんは『いごんしょ』と言っていました。

これに意味はあるのだろうかと思って家に帰ってネット検索してみたら、やはりあったんですね~

『ゆいごん』とは、紙に書いたものでも口で言ったものでも故人が遺した言葉を指すのだそうです。しかし、法律的には口で言ったことなど意味はなく、紙に書いたものだって、日付がない等不備があったら正式な『遺言書』としては扱われませんよね。

とにかく形はどうあれ、故人の遺志を広く指す言葉が『ゆいごん』なんだそうです。

一方『いごん』というのは、法的に効力がある形で遺す『遺言』のことなんですって。

例えば公証役場で作成したとか、自宅保管であっても法的に有効な要件を満たした遺言書であるとか。

なので、弁護士のような専門家はそのあたりの違いにこだわって、敢えて一般的な『ゆいごんしょ』ではなく『いごんしょ』と言う場合があるようです。

弁護士によってはその辺の区別はしないで、一般的に聞き馴染みのある『ゆいごんしょ』と言う人もいるみたいですが、今回のセミナーの弁護士さんはこだわるタイプの方だったってことかな。

『遺言書(いごんしょ)』の作成を強く推奨しておられました。