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オバチャンが、気になってるモノ、役立ったモノなんかを気ままに書きまくる!

夫と妻とどちらが先に逝くか

8ヶ月ほど前に、友人Kさんが病気で急死しました。

享年50歳、私より若いかたでした。

原因はガンではありません。知っている人はめったにいないであろう国の指定難病でした。

ついさっきまで普通に仕事して元気だったはずの人が、2週間後には帰らぬ人となってしまったんです。ご家族はおろか、ご本人さえ、まさか死ぬような病気だとは思っていたなかったことでしょう。それもこんなにも早く・・・

 

翌日会う予定があったのに、前夜遅くにご主人から電話があり、入院したと聞いた時はとてもビックリしましたが、亡くなったと聞いた時は文字通り言葉が出ませんでした。

結局病気になった状態の彼女には一度も会うことはなく、元気な姿からいきなり死に顔を見ることになったのです。

 

そのKさんのご主人に、今日近所のスーパーでバッタリお会いしました。

 

私「相変わらずお忙しいのですか?」

ご主人「そうですねえ、日曜から金曜まで仕事をして、土曜日だけ休みって感じです。」

私「お子さんたちは元気にしていますか?」(高校生と大学生の子供がいる)

ご主人「ええ、子供たちは元気にしています。」

 

子供たちは、の『は』が強調されている気がして、思わず言ってしまいました。

私「お父さんは元気ではないのですか?」

ご主人「あまり元気じゃないかな・・なんかもう働く意味ってのがわからなくなってきました。」

私「お子さんのためにも・・・」

ご主人「そうなんですよね、子供たちが大学出たら仕事辞めようかとも思ったりしています。人生観がすっかり変わってしまいました。」

私「・・・・」

 

こんな話からいろいろと十数分ほど、ウインナー売り場の前で話し込んでしまいました。

 

働き盛りに奥さんを亡くされ、日々の生活の家事はもちろんですが、一戸建てに住んでいるのでご近所とのお付き合いを含めた家の管理までご主人おひとりの肩にかかってきます。

学生の子供たちは、そういったところではあまりあてにはできません。

 

私は元々『死』や『葬儀』に興味を持っていた方であると思いますが、Kさんの死からますます終活について考えるようになりました。

終活セミナーにも行ったりしていますが、それはまた今度お話したいと思います。

 

一般に、男は奥さんに先立たれるとダメになり、女は旦那さんに先立たれると元気になると言われていますが、ほんとそうだな~って思います。

今日会ったKさんのご主人がダメになったというわけじゃないですが、全然立ち直れてなくてネガティブ思考になっておられるように感じたことは否めません。

 

もし私が旦那より先に死んだら、うちの旦那はどうなるだろう?

とりあえず家事はとってもとっても困ることになるだろうなあ。何もできない人なので・・・

一方、私はと言えば、旦那に先立たれても即立ち直れる自信があります。申し訳ないけど・・・(笑)

どちらが先かは神のみぞ知るところでありますが、私が先に死ぬと、旦那以上に子供たちに迷惑だと思うので、なるべく旦那を見送る立場でありたいと願っています。