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葬送の仕事師たち

7年前に叔母の葬儀に参列してから、葬儀屋という職業に興味を持った。

なんなら葬儀屋で働いてみたいとさえ思った。現在でもまだちょっぴりそういう気持ちはあるけど、葬儀屋さんが書いた本をいくつか読むうち、甘い考えではなかなかできない仕事だと認識した。

 

ネットを見ていて偶然みかけたこの本。

すぐに購入した。

 

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元来ケチなので、本はなるべく図書館で借りて済ますことにしている。

だが、この本はどうしてもすぐに読みたいと思った。

結果、買って良かった。

 

なかなか一般には知られない世界の職業の現実はあまりにも興味深かった。

特に『エンバーマー』・・・なんじゃ?そりゃ?という人も多いだろう。

エンバーミングとは、簡単に言えば遺体の防腐処理のことである。それを職業としている人がエンバーマーと呼ばれている。

それを教える専門学校があるそうで、若い人がエンバーマーを目指しているという。

沢山の職業がある中から何故これを選んだのだろうか?いや、職業差別の気持ちからそう思うのではない。『葬送の仕事師』の中でも葬儀社社員とは格段違う特殊な技能職である。そもそもそういう職業があるということを二十歳前後の若者が知ったことに、まずは驚くのである。

 

たいていの人は一生のうちに身内の葬儀を何度か経験する。

通常慌ただしい日程で行われるし、不安定な精神状況のなか執り行われる儀式なので、葬儀屋さんに言われるままに何が何だかわからず終わってしまいがちだが、その裏でこういう人たちが暗躍(?)しているらしい。

 

火葬場職員の話もなかなかの衝撃ですよ。